中国国家統計局の最新統計によると、中国で今年上半期のエネルギー消費総量に占める天然ガス、水力発電、原子力発電、風力発電などクリーンエネルギーの割合は、前年同期に比べ約1.5ポイント上昇した一方、石炭消費の割合は約1.3ポイント下がった。
「中国のエコ・マルチエネルギー供給体系の構築が加速している。上半期は、水力発電、原子力発電、風力発電、太陽光発電のいわゆる非化石発電が発電総量に占める割合は25.2%で、前年同期より0.3ポイント増えた」。国家エネルギー局発展規画司司長の李福竜氏は7月30日に行われた記者会見でこう話した。
クリーンエネルギー送電ルート計画の建設で、クリーンエネルギーの処理効率が大幅に向上した。今年上半期に、金沙江中流から広西へ、扎鲁特から青州への送電ルートと「大気汚染防止・解決」送電ルート12本が完成し、張北基地から北京、烏東徳から広東・広西への送電ルートの建設が始まった。自治区と省を跨ぐ送電量は、それぞれ前年同期比で19.4%増、20.3%増となり、増加率は前年同期に比べ11.1ポイント、13.4ポイント上昇した。一方、全国風力発電ロス率は5.0ポイント、太陽光発電ロス率は3.2ポイント下がり、水力発電ロスは発生していない。