中国国務院独占禁止委員会の専門家アドバイザーチームが主催し、対外経済貿易大学競争法センターが事務局となる第7回中国競争政策フォーラムが31日、北京市で開かれた。テーマは「新時代の中国の競争政策――『独禁法』施行10周年の回顧と展望」で、国内外の代表者300人弱が出席した。
国家市場監督管理総局の甘霖副局長は「10年に渡り独占禁止の監督管理・法治化水準が向上し、全国に統一的に開放する、秩序正しい競争が展開される市場体系を構築した。競争政策と独占禁止法執行の国際化の程度が深まり続けた」と述べた。
国務院独占禁止委員会専門家アドバイザーチームの召集者である張穹氏は、中国の独占禁止活動が喜ばしい成果を手にしたと判断した。また「独禁法」を中心とする独占禁止規則体系の整備が待たれ、「独禁法」の改正の準備が進められている。独禁法違反事件の調査には現実的に多くの問題があり、独占禁止の理論研究についてもさらに強化する必要があるという。