中央政治局会議から見る下半期中国経済の6大シグナル

中央政治局会議から見る下半期中国経済の6大シグナル。

タグ:中国経済

発信時間:2018-08-01 10:28:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 さらに複雑化し変化の激しい外部環境を迎え、下半期の中国経済はいかに安定しつつ好転の流れを維持すべきだろうか。実体経済に貢献すると同時に、いかに金融リスクを防止すべきだろうか。いかに不動産市場の健全な発展を推進すべきだろうか。中共中央政治局は7月31日に会議を開き、現在の経済情勢を分析・研究し、下半期の経済活動を計画し、経済の高品質発展を推進する6大シグナルを発した。


 シグナルその一:「安定」を最優先、政策の先見性・柔軟性・有効性を高める


 会議は下半期のマクロ政策の動向について、次のことを明らかにした。経済の安定的かつ健全な発展を維持し、積極的な財政政策と穏健な金融政策を堅持し、政策の先見性・柔軟性・有効性を高める。財政政策は内需拡大と構造調整でさらに大きな力を発揮する。通貨供給の調整弁をコントロールし、流動性の合理的な充足を維持する。また会議は、在中外資系企業の合法的な権益を保護すると強調した。


 シグナルその二:弱点の補強、供給側構造改革の掘り下げで高品質発展を推進


 会議は、弱点補強を現在の供給側構造改革の掘り下げの重点任務とし、インフラ分野の弱点補強を拡大するとした。革新力を強化し、新たな原動力を発展させ、過剰生産能力削減の制度のつまりを解消し、企業のコストを引き下げる。農村新興戦略を着実に実施する。


 中原銀行の王軍チーフエコノミストは「これは供給側構造改革の明確なシグナルを発した」と述べた。


 シグナルその三:リスク防止、金融が実体経済により良く貢献


 会議は、金融リスクの防止・解消と実体経済への貢献をより良く結びつけ、デレバレッジに取り組み、力とリズムを把握し、各種政策を打ち出す時期を調整するよう求めた。メカニズムの革新を通じ、金融が実体経済に貢献する能力と意欲を強める。

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