中国の大豆輸入、多元化を実現

中国の大豆輸入、多元化を実現。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2018-08-10 11:13:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中米経済・貿易摩擦が生じてから、中国企業は重点的な調達先をブラジルなどにシフトしている。米国からの大豆輸入量の減少は、中国の大豆市場に実質的な影響を及ぼしていない。経済日報の調べによると、中糧集団有限公司、中国儲備粮管理総公司などの国内食糧企業は長年に渡り、大豆輸入の多元化ルートを切り拓くため取り組んでおり、米国からの大豆輸入量の減少による市場リスクを効果的に分散している。


 ブラジルは米国に代わり近年、中国にとって最大の大豆調達先となっている。税関の統計データによると、2016/2017年度の中国の大豆輸入量は9349万トンで、うちブラジルが4534万トンに達した。全体に占める割合は、3年前より1.7ポイント増の48.5%。米国は3684万トンで、1ポイント減の39.4%。南米を中心とする大豆輸入は、中国の大豆輸入量の6割以上を占めており、安定増の流れを示している。


 業界内の関係者は、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどの南米諸国は面積が広く土地が肥えており、未来の大豆増産の主な力になると判断している。ロシア、ウクライナ、カザフスタンなどの「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線国は、大豆の生産量と輸出量が近年大きく増加している。ロシアの大豆輸出量はこの3年間で150%以上に増えている。これらの国は土地資源が十分であり、増産と輸出の高い潜在力を秘めている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月10日

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