中国交通運輸業は国民経済と社会の発展を支える重要な産業であり、中国の対外関係においても大きな影響力を持つものとなっている。先ごろ行われた改革開放40周年を記念する全国道路建設トップフォーラムにおいて、参加者らは中国の交通運輸業の発展と変化ばかりでなく、時代の進歩と変遷について理解を深めることができた。
中国都市軌道交通協会が発表した『2017年中国都市軌道交通統計年報』によると、2017年末までに中国本土で開通し営業を開始した都市軌道交通路線は計165路線に上り、営業距離は5033キロと世界一となった。
内訳をみると、上海軌道交通の営業距離が732キロで世界一。北京軌道交通は685キロで世界第2位、1日あたりの平均旅客輸送量は1035万人、年間旅客輸送量は37.8億人で国内首位だった。
「北京で最初の都市軌道交通路線が開通したのが1969年。海外の先進国が150年かけて発展させてきた道のりを、我が国はそれから50年足らずで歩んでしまった」――交通運輸部の劉小明副部長はこう述べ、都市軌道交通は大都市に住む人々にとって重要な交通手段となっていると説明した。