一都市の中だけでなく、都市から別の都市へ移動するのも非常に便利になっている。高速鉄道の急速な発展は庶民の生活に「動かないでいても1日に何千キロも移動できる」という高速空間移動の時代をもたらした。
交通運輸部の前副部長で中国国際工程諮詢有限公司の総経理を務める胡希捷氏は、次のように述べた。
「2017年末時点で全国の高速鉄道の営業距離は2.5万キロと、世界全体の3分の2を占め、人口100万人以上の都市の65%以上をカバーしている。中国は今や世界で最も先進的な鉄道網と最も発達した高速鉄道綱を擁するまでになった。
2017年末時点の世界の港湾取扱貨物量とコンテナ取扱量ランキング上位10港うち、中国の港湾7港がランクインした。内訳は、上海港がコンテナ取扱量4030万TEU(20フィートコンテナ換算)で世界一。後に深セン港が3位、浙江省寧波市の舟山港が4位、香港港が5位、広州港が7位、青島港が8位と続いた。中国の港湾は世界200以上の国と地域、600以上の主要港湾と航路を結び、交易の要衝となっているほか、「一帯一路」の建設において重要な役割を担うまでになった。