今年上半期は、中国上場企業の合併・買収・再編が活発で、中国証券監督管理委員会(証監会)は審査の効率を上げると同時にインサイダー取引を厳しく取り締まり、新たな成長エネルギーの育成と経済モデル転換・高度化の促進を図り、監督管理の強化と市場規範化の両立を進めた。
2013年10月以降、中国監督管理部門は、上場企業の合併・買収・再編に対する審査の「分道制」を実施し、重大資産の再編申請(株式発行による資産買収、重大資産の買収・売出、合併・分割など)に対して免除・快速、正常、慎重の審査ルート3つを設け、審査効率を大きく向上させた。
今年上半期は、A株市場の合併・買収・再編が活発で、上場企業の合併・買収・再編件数は2047件と、昨年通年の水準に迫り、取引金額は前年同期比40.5%増の1兆1億5千万に上った。8月17日時点で、合併・買収・再編の審査待ち案件は76件にとどまり、審査効率は大きく向上した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月20日