バングラデシュ中央銀行はこのほど新制度を発表し、関連銀行が人民元建て決済口座を利用して中央銀行と決済することを認めた。
この制度により、バングラデシュの為替取引業者は人民元建て口座を利用して中央銀行を介した決済業務を行うことが可能となる。これまでは米ドル、ポンド、ユーロ、円、カナダドルが使用できた。
バングラデシュ中央銀行の執行役員は、新華社記者に対して、人民元建て決済は両国にとって長期的な利益を生むと述べた。
情報によると、人民元にはその他の国際通貨と同じ管理規定が適用される。人民元建て決済に関する準備も整っている。
中国はバングラデシュにとって最大の輸入先だ。バングラデシュ銀行業界前会長は、新制度は両国の経済・貿易交流を促し、米ドルへの依存を弱め、関連する相場変動の影響を弱めると判断した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月21日