韓国聯合ニュースは8月20日、業界データを引用し、中国はサムスンの1~6月海外売上高び30%以上を占め、初めて米国大陸を上回り同社最大の市場になったと伝えた。
企業データを見ると、韓国IT大手のサムスンの2018年上半期の売上高は746億ドルで、うち32.7%が中国での売上高だった。この比率は2013年の18.5%より大幅に上昇している。
2014年、アジア最大の経済圏がサムスン売上高に占める比率は20.6%だったが、2017年は28.3%に上昇。成長し続ける中国市場への依存が鮮明となっている一方で、今年上半期の米国での売上高は全体の26%となり、2016年の31.8%を下回った。
業界ウォッチャーは、この上昇は中国IT大手のサムスン製チップに対する需要が大幅に増加したことによるもので、米政府の保護主義政策も同社の北米市場における売上高に影響したと見ている。
サムスンの報告書によると、中国IT大手の華為(ファーウェイ)は同社の5大顧客の1つで、そのほかにアップル、ベライゾン・ワイヤレス、ドイツテレコム、香港電子科技を主要顧客に持つ。5社は上半期の売上高の11%を占めた。中国本土と香港の企業が5大顧客になり、最新データは大きな意味を持つ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月21日