中国電信が20日に上半期の財務報告を発表し、通信3大手の上半期の業績が全て出揃った。関連データをまとめたところ、上半期の通信3大手の純利益は約817億9100万元、1日あたり約4億5000万元だった。
中国移動の上半期の純利益は656億4100万元で前年同期比4.7%増、中国聯通は25億8000万元で231.8%増、中国電信は135億7000万元で8.1%増。
計算すると、通信3大手の上半期の純利益は約817億9100万元、1日あたり約4億5000万元になる。この数値は前年同期の4億2900万元を上回り、3社の利益能力が向上したことを示す。
中でも中国聯通は231.8%の大幅増益となった。通信業アナリストの付亮氏は、中国聯通の利益が2018年上半期に増加したのは主に財務費用、鉄塔賃貸料などのコストが減少したためだと分析。
4Gユーザーが急増
通信3大手の財務報告を見ると、6月末時点で中国移動のユーザーは前年同期比4.5%増の9億600万人に達した。うち4Gユーザーは6億7700万人で14%増。
中国聯通はユーザー数3億200万人、4Gユーザーは2億300万人で17年末より2823万人増加。
中国電信のモバイルユーザーは2億8200万人、うち4Gユーザーは2億1700万人で17年末より3527万人増加。
以上のことから、3大手の4Gユーザーは上半期に大幅に増加したことがわかる。
携帯電話の通信量が大幅増
携帯電話の通信量の大幅増と家庭ブロードバンド収入の増加も3社の増益につながった。
財務報告によると、中国移動の上半期の4Gユーザー平均インターネット通信量は3GBを突破し、モバイル通信量は153%増加した。家庭ブロードバンドユーザーは1億2800万世帯で前年比42.1%増。
中国聯通は、上半期の月平均データ通信量は前年比で2.2倍になり、モバイル通信収入は25%増の534億元に達した。中国電信は、モバイル通信量は約4倍になり、固定通信回線サービスの収入も前年比4.2%増の940億元に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月21日