鉄鋼の生産能力削減については、2018年の粗鋼生産能力削減目標3000万トンの80%を達成した。鉄鋼産業は2017年に顕著に改善したのに続き、今年上半期も持続的に好転、産業全体の需給関係が全体として合理的水準に向かった。しかし、残された課題も重い。鉄鋼市場の需給改善に伴い、なかでも鉄鋼価格の上昇後は、一部企業で生産能力削減への積極性がやや低下しているため、新規生産能力の増加と余剰生産能力による生産再開を防止する必要性が高まっている。
国家発改委産業協調司の蔡栄華・副司長は、「余剰生産能力削減の取組みが新たな段階に入ることにより良く順応するために、今後は「ゾンビ企業」の処分を進め、資源要素の配置を適正化する。同時に技術の進歩を急ぎ、研究開発を強化、ハイエンド製造の面でブレークスルーを目指す。また、条件を満たす企業については地域や所有制度を跨いだ合併再編を奨励し、鉄鋼業の質の高い発展を推し進める」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月22日