1979年に「中外合資経営企業法」が発布され、1980年5月1日に初の中外合弁企業である北京航空食品有限公司(以下「北京航食」)が誕生した。
1980年5月の北京航食創立記念式典、記念撮影の様子。
1980年の北京航食創立時の食品配送センター。
北京航食創立時の調理場。
生産部の冷蔵厨房で調理中。
蟹のハサミと魚の卵を使った料理。
北京航食第3期調理棟の全景。
1980年5月1日、初の中外合弁企業である北京航空食品有限公司が誕生した。
機内食企業は当時、まだ中国本土では珍しかった。香港人の父と娘、伍沾徳と伍淑清は愛国心を胸にし、チームを率いて本土を訪れ、関連部門と交渉し合弁機内食企業を経営した。中国民間航空も、機内食企業ゼロの歴史を終えた。
合弁後、北京航食は料理の開発に力を入れ、中国料理と西洋料理を取り入れ、国内外旅客の需要を満たした。1987年には料理の種類が600種余りに達し、西洋料理が45%以上を占めた。その一方で料理の質、種類、衛生基準を速やかに世界と合わせ、料理・飲料・用品の外観と包装を改善した。生産量はその後、急増した。合弁会社設立から8カ月後、毎日の供給量が倍増した。
北京航食の従業員数は現在3000人弱で、毎日約500便に約10万食を供給している。ルフトハンザドイツ航空、エミレーツ航空、ユナイテッド航空、日本航空など30社以上の海外航空会社、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空など多くの国内航空会社に機内食サービスを提供している。今年1−7月の売上は7億元を上回った。
北京航食は今日、スイス、日本、シンガポール、パキスタンなどの調理師による「連合国軍」と呼ばれるチームを持つ。生産ラインの原材料は世界から調達されており、豪州のアワビ、ノルウェーのサーモン、イタリアのチーズなど何でも揃っている。
初の中外合弁企業にはさらに、民族的特色あふれる機内食で、世界の人々にサービスを提供するという夢がある。
北京航空の布赫総経理は「機内食は五大陸に飛ぶ、中国の料理文化を伝える者だ。当社は機内で中国の料理文化をPRすることを検討中だ。8月にイタリアに飛ぶ航空機内では、熱々の中国のお粥を出す」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月26日