クブチ砂漠の七星湖砂漠生態観光区(新華社撮影)
盛夏の8月、内蒙古(内モンゴル)自治区クブチ国家砂漠公園は緑に溢れ、樹木が生い茂っている。想像しがたいが、ここはかつて草も生えずに風食され、砂に埋もれていた。数十年の科学的な対策を経て、不毛の地は世界の砂漠化防止・解決の手本となり、世界が「美しい中国」の最適な窓口として観察するようになった。
「中国の『グリーンの奇跡』」。パキスタンARYニュースチャンネルは最近、ウェブサイトでクブチの砂漠化問題解決の実績を称賛した。1988年から中国企業、現地住民、政府が協力して砂漠化の防止・解決に取り組み始めた。30年後に庫布其砂漠の3分の1が緑化され、第二次産業が雨後のタケノコのように出現した。国連環境計画の統計によると、「クブチ生態修復プロジェクト」は50年間で約18億米ドルの価値を生み出した。
クブチ砂漠は、内モンゴル自治区鄂爾多斯高原の尾根の北側にあり、黄河「几字湾」の南岸に位置する。南アフリカのメディアは、対策を講じられる前の庫布其砂漠について、中国で7番目に大きい庫布其砂漠が劣悪な環境と現地住民の極めて貧しい経済状況から「死亡の海」と呼ばれていると紹介した。