今ではこの様子が大きく異なる。「死亡の海」から「希望の地」へと変わり、庫布其砂漠は「砂が人を追いやる」所から「緑が砂を押し退ける」所へと歴史的な転換を果たした。米『ナショナルジオグラフィック』のカメラマン、ジョージ・スタインメッツ氏は2016年と2017年の2度にわたって庫布其砂漠を訪れ、「砂漠とは、劣悪な環境や乏しい資源、貧しい住民を意味するが、中国の庫布其砂漠は違い、グリーンで希望のある砂漠だ」と感嘆した。名カメラマンのレンズを通してグリーンな庫布其砂漠が海外のソーシャルネットワークに公開されると、たちまち多くの海外ネットユーザーが注目した。
米『タイム』は、クブチ砂漠の非常に大きな変化に注目し、「人々は流砂を固定し、砂丘による田畑や村の侵食を防止する特殊な植物を植えた。失われた牛や羊の群れも再び現れ、第二次産業も急速に発展しており、観光客も殺到した」と伝えている。
「クブチモデル」は、中国の砂漠化問題解決の名刺となり、国際社会で広く好評を博し、認知されている。前ギリシャ首相のアントレス・サマラス氏は、庫布其砂漠の体系的な設計が非常に独特で、その効能が著しいと称賛。国連環境計画はクブチ砂漠について、「世界に生態イノベーションを広げるパイオニア」と称えている。