中国商務部の情報によると、中国とアフリカの経済・貿易関係が近年さらに掘り下げられており、中国が9年連続でアフリカ最大の貿易相手国になっている。
商務部の銭克明副部長は国務院新聞弁公室の記者会見で、昨年の中国・アフリカ貿易額が前年比14%増の1700億ドルに達したと発表した。今年上半期は前年同期比16%増の988億ドル。
銭氏によると、中国・アフリカ貿易は全体的に見るとバランスが取れており、中国側はアフリカからの輸入を拡大する多くの措置を講じている。「例えば我々と国交を樹立しているアフリカ諸国のうち33カ国が後発発展途上国で、これらの国の圧倒的多数の対中輸出商品がゼロ関税となっている」また中国側は多くの貿易促進団をアフリカに派遣し、現地で調達を行っている。さらに多くの説明会や総合見本市を開き、アフリカ諸国の商品の対中輸出を促している。北京市、広州市、上海市などでアフリカ商品PRイベントが催された。さらに中国はアフリカ税関との協力を強化し、アフリカ諸国の通関効率を高め、中国への輸出を促進するため支援している。
データによると、中国の昨年のアフリカからの輸入額は前年比33%増の約753億ドルだった。うち果物、海産物、コーヒー、綿花の増加率が特に高く、果物は80%弱となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月29日