自然資源部中国地質調査局の李金発副局長はこのほど、中国はメタンハイドレート探査・開発・産業化の推進を加速すると表明した。
李氏によると、メタンハイドレートは21世紀が公認する、石炭・石油など従来のエネルギーに代わる可能性が最も高い新型グリーンエネルギーだ。エネルギー密度が高く、クリーンで環境にやさしく、広範に分布しており、大量に埋蔵されており、生成環境が特殊といった特徴がある。メタンハイドレートは世界エネルギー発展の戦略的要衝と言える。
メタンハイドレートには水が含まれ、固体を呈するため氷のように見えるが、燃えやすい。中国は昨年、海域メタンハイドレート試験掘削で連続的かつ安定的な開発を実現した世界初の国になった。海域で60日連続でガスを安定的に生産し、生産規模は累計30万立方メートル以上になり、いずれも世界記録を樹立した。世界の9割以上を占める、開発が最も困難な泥質粉砂型メタンハイドレートの試験採掘に初成功した。