2016年、華為(ファーウェイ)消費者業務の余承東CEOは、「華為の携帯電話は3年でアップルを超え、5年でサムスンを超える」と発言した。この言葉は「大言壮語」と思われていたが、有名市場調査機関のガートナーが発表した2018年第2四半期の世界スマホ売り上げランキングによると、余承東氏の当時の言葉は現実した。
華為はアップルを超えて世界2位の携帯電話メーカーになった。報告によると、世界のスマホ販売台数は前年同期比2%増の3億7400万台に達した。華為は急成長し、販売台数は4980万台、市場シェアは13.3%になり、前年同期の9.8%より大幅に拡大。
また、アップルの18年第2四半期の販売台数は4470万台で市場シェアは11.9%、前年同期は12.1%だった。ガートナーの統計によると、サムスンはGalaxyシリーズが好調で販売台数は7230万台となり、市場シェア19.3%でトップに立っている。しかし、12.7%のマイナス成長で市場シェアは縮小し続けている。前年同期の市場シェアは22.6%だった。
世界のスマホ販売台数の伸びが鈍化する中、華為は急成長を続けている。ガートナーの統計によると、華為のスマホ販売台数は第2四半期に前年同期比38.6%増加した。ガートナー市場研究ディレクターのアンシュル・グプタ氏は、「華為はスマホ業界に革新的機能をもたらし続けている。スマホ製品の組み合わせを拡張し、多くの消費者層をカバーしている。そのほか、華為はルートとブランドを積極的に構築し、栄耀ブランドの市場ポジショニングも売り上げ増加を後押しした」との見解を示した。
華為は世界70以上の国と地域で栄耀ブランドの携帯電話を販売し、同ブランドは華為の急成長に大きく貢献している。一方、アップルの第2四半期の伸びは小さい(0.9%増)が、想定内のことである。iPhone新商品は9月12日に発表予定で、クリスマスシーズンに大幅成長となる可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月30日