国内の多くの旅行会社が近年、一帯一路の協力がもたらす新たなビジネスチャンスに注目しており、これを戦略展開と市場拡張の重点としている。中国旅遊集団公司傘下の国旅総社は昨年、ベラルーシの観光資源、関連施設、サービス水準などを調査し、新たな「ベラルーシ7日間初体験の旅」などの商品を正式に発売した。
一帯一路イニシアチブは、国内観光産業をけん引することが期待されている。オンライン旅行大手「同程網絡科技」の関係者は、今年の端午の節句に伴う連休を例とし、次のように説明した。同社サイトの統計データによると、端午の節句の連休中、伝統的な三亜、北京、アモイなどの人気目的地の他に、一帯一路沿線都市が新たな「寵児」になった。西寧、昆明、蘭州、敦煌、張掖が人気目的地トップ10のうち5を占めた。その人気のほどが伺える。旅行サイト「驢媽媽」のデータによると、今年の端午の節句の連休中、中国西北部の旅行の人気が大幅に上昇した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月3日