ロシアの天然ガス企業、ガスプロム会長のアレクセイ・ミレル氏は先ごろ、ロシアから中国へ天然ガス輸送パイプラインの建設が完成に向かっており、最初の天然ガスが2019年末に中国へ送られるとの見通しを示した。
ミレル氏は30日開催の会議で、ロシア東部の天然ガスパイプライン工事が着実に進んでいることを明らかにした。中国とロシアの国境付近にあるアムール天然ガス加工工場は、設備の設置が急ピッチで進められており、2019年12月20日に天然ガスが中国トロアシアの国境に運ばれる予定だ。
2014年5月に中国石油天然気集団公司とガスプロムは、契約期間30年で「中国・ロシア・イーストライン天然ガス売買契約」を締結した。中国・ロシア・イーストライン天然ガスパイプラインのロシア側「シベリア・パワー」パイプラインは2014年9月に着工し、ミレル氏によると、同パイプラインは今年末までに敷設が終わる予定となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月4日