中国アフリカ協力フォーラム北京サミットの開幕前、アリババグループeWTP(世界電子貿易プラットフォーム)プロジェクト担当者の宋君涛氏は、記者のインタビューに応じた際に「金を稼ぎたいだけならばアフリカには行くな。自分だけ金を稼ぎたければアフリカには行くな。さっさと金を稼ぎたければアフリカには行くな。これが当社の観点だ。中国企業のアフリカでの事業発展は、人類運命共同体の理念の実践を主旨とし、長期的なプランを終始持ち続け、互恵とウィンウィンを目指さなければならない」と述べた。
宋氏によると、アリババのアフリカにおける事業発展は現在、主に▽アフリカ現地のためデジタル経済分野の革新的な人材を育成する▽アフリカ企業の国際市場における製品PRを支援する▽アフリカの零細企業や若者と汎用技術を共有する――の3点を重視している。
アリババは国連貿易開発会議と協力し、アフリカの若き創業者200人を杭州市のアリババ本社に招待し、EC、AI、インターネットの知識を伝授する予定だ。現在まですでに研修を2回実施している。その第1期は2017年11月で、ケニア、ナイジェリア、ガーナ、ルワンダ、エチオピア、南アフリカ、ボツワナの24人が参加した。第2期は2018年6月で、アルジェリア、カメルーン、チャド、エジプト、ウガンダ、チュニジア、ザンビアなどアフリカ11カ国の29人が参加した。