広深港(広州〜深セン〜香港)高速鉄道(以下「同鉄道」)が今月23日に正式に開通し、香港を国家高速鉄道網とつなげる。新華社の情報によると、香港特別行政区は「広深港高速鉄道(一地両検)条例」(以下「同条例」)が昨日より施行開始されたと宣言した。また同鉄道香港区間の今月中の開通に合わせるため、西九龍駅内の本土口岸エリアが運営開始したと発表した。
関連メディアの報道によると、同鉄道は今月10日より西九龍駅発の高速鉄道乗車券の予約販売を開始する。乗客は香港切符購入システム(香港切符購入サイト、香港電話切符購入ホットライン、西九龍駅切符販売窓口、自動券売機)及び指定の香港代理販売店で、「回郷証」により西九龍駅発着の高速鉄道乗車券を購入し、回郷証により受け取ることができる。
情報によると、乗客は香港ドル、人民元、八達通、クレジットカードなどを使い、切符購入窓口で高速鉄道乗車券を購入できる。また微信、支付宝、Apple Payなどの電子決済サービスもサポートされる。自動券売機では1人10枚まで購入できる。
西九龍駅発の高速列車は本土の44駅に到達する。うち6駅は短距離駅で福田駅、深セン北駅、虎門駅、広州南駅、光明城駅、慶盛駅が含まれる。38駅は長距離駅で、汕頭、アモイ、福州、南昌、杭州、長沙、武漢、鄭州、石家荘、貴陽、桂林、昆明、上海、北京などの都市が含まれる。短距離は西九龍駅から福田駅までわずか14分で、広州南駅までは最短47分。最も遠い北京までは最短8時間56分のみ。
乗車料金を見ると、最も安いのは香港〜福田の68元(約78香港ドル)で、最も高いのは香港〜北京の1077元(約1239香港ドル)。毎月上旬に前月のレートに基づき香港ドル建ての乗車料金を調節する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月5日