中国商務部サービス司責任者は5日、中国の2018年1-7月期のサービス貿易が比較的高い伸びをみせたことを明らかにした。輸出入総額は前年同期比9.9%増の2兆9754億元、うち輸出は14.6%増の9875億元、輸入は7.7%増の1兆9879億元で、貿易黒字は1兆3億9千万元に上った。米ドル建てでサービス貿易額、輸出額、輸入額の伸び率はそれぞれ17.2%、22.3%、14.9%に達した。
新たな発展理念が貿易成長の堅実な基盤を築き、サービス輸出入の規模は過去最高を更新した。今年に入ってから、国内経済が安定を保ちながら上向く流れが持続的に固まり、相次いで発表された開放措置とサービス貿易政策が経済発展の質を大きく高め、対外貿易発展の原動力を増強したことで、中国のサービス貿易発展を強く支えている。今年1-7月期のサービス輸出入総額は過去最高の2兆9千億元に上り、対外貿易(貨物とサービス貿易)に占める割合が15.1%と、前年同期に比べ0.1ポイント上昇した。サービス輸出入の伸び率は、貨物輸出入の伸び率を1.3ポイント上回った。
サービス貿易が安定を保ちながら上向くなか、構造の合理化も進んだ。1-7月期の新興サービス輸出入総額は前年同期比20.3%増の9888億4千万元で、伸び率がサービス輸出入の平均を10.4ポイント上回り、新興サービスが全体に占める割合を約3ポイント押し上げた。うち新興サービス輸出は25.4%増の5173億8千万元、輸入は15.2%増の4714億6千万元。