第20回中国国際投資貿易商談会の重要なイベントの一つとして、「2018世界投資レポート(中国語版)」が会期中に発表された。国際連合貿易開発会議(UNCTAD)が初めて発表した同レポートによると、2017年は中国に対する海外直接投資が過去最高に達し、中国が引き続き発展途上国で最大の海外直接投資の受入国になると同時に、米国に次ぐ世界第2位の海外直接投資の受入国となった。2017年の世界の海外直接投資は、2016年の1兆8700億米ドルから1兆4300億米ドルに23%減少したが、中国に対する海外直接投資は1360億米ドルと、過去最高を再び更新している。
今年の商談会で中国商務部は、「中国外資投資レポート2018」を発表。2017年は、保護貿易主義の台頭と反グローバル化の流れが日増しに目立つ不利な状況下で、中国の全産業外資利用済額は前年同期比2%増の1363億2千万米ドル、うち非金融分野は1310億4千万米ドルに上った。中国の外資利用は、安定しながら上向き、安定しながら進歩する良好な状態となった。
統計によると、今年1-7月の中国に対する海外直接投資は前年同期比5.5%増の761億米ドルで、全体的に振るわない国際投資情勢に明るさを添え、各国投資家の信頼感を強化した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月11日