中国がレアアースの「大国」から「強国」へ転換

中国がレアアースの「大国」から「強国」へ転換。

タグ:レアアース

発信時間:2018-09-10 20:32:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 『経済参考報』記者の調査によると、中国全土の83.7%、世界の38.7%の希土(レアアース)資源を持つ内蒙古自治区包頭市はここ数年間に「土を採掘して販売する」方式を改め、科学研究が大きく進んだことで技術と原料の現地実用化率が大幅に向上し、レアアース産業が爆発的に発展する「前夜」を迎えている。

 

 「工業のビタミン」と呼ばれるレアアース17元素は、物理的・化学的な性能が豊富で、従来の材料に添加すればその性能が何倍にも上がる。今後の世界経済、安全保障などの重要分野の発展に影響を及ぼす戦略的な元素だ。

 

 内蒙古自治区と包頭市政府は2014年以降、レアアース産業の発展政策を相次いで発表し、産業モデル転換・高度化基金の設立やイノベーションプラットフォームの構築、人材の招聘、応用技術の研究開発と実用化を進めてきた。内蒙古稀土功能材料イノベーションセンター、中国科学院(中科院)包頭稀土研究開発センター、上海交通大学包頭材料研究院などのレアアース応用研究機関10件余りを建設し、レアアース資源総合利用、レアアース永久磁石材料、レアアース硫化物及びレアアース光源の院士作業所3カ所を設立。レアアース研究開発人員は400人を超え、全国の3分の1以上が集まっている。

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