包頭稀土高新技術(ハイテク)産業開発区・稀土産業局局長の安四虎氏は、数年にわたって各科学研究グループと企業が集中的に難題の解決に取り組み、キー技術のブレークスルーを果たしたと紹介した。
中科院包頭稀土研究センターは、サブミクロン介在物を含有するレアアーススチールの作製技術を開発し、スチール中のレアアース大規模工業応用の技術的なボトルネックを解消したほか、国内先端水準の高純度レアアース金属の作製技術を開発し、ナノメートル超円滑セリウム系研磨液の作製技術開発では国際先進水準に達した。また、レアアース硫化物着色剤の研究開発は、中国に多く埋蔵される軽希土ランタンとセリウムの新たな大規模応用ルートとなった。
包頭市稀宝博為医療系統有限公司は、世界初の自主知的財産を持つ磁気共鳴(MR)診療車「馳影A30」を製造した。包頭市拓又達新能源科技有限公司は、世界初となる「Halbach(ハルバッハ)配列リング式レアアース永久磁石風力発電機」技術を研究開発した。