包頭市希土研究院の「ランタン・セリウム含有PVC(ポリ塩化ビニル)熱安定剤」と「高安定性能ネオジム・鉄・ボロン系焼結輻射(多極)磁石産業化開発」プロジェクトはそれぞれ、中国レアアース科学技術賞の一等と二等を獲得している。
「こうした技術は、中国の関連分野の技術的な空白を埋める」。安四虎氏によると、現時点で同地域にあるレアアース企業研究開発プラットフォームが31社に上り、なかでも白雲鄂博稀土資源研究・総合利用実験室が国家重点実験室と評されている。
包頭市は数年間で、レアアース産業モデル転換・高度化プロジェクトを100件近く実施し、宇宙・航空、磁気冷凍、永久磁石発電機、水素貯蔵電池、省エネルギー・環境保護などの分野で、自主知的財産権のあるレアアース応用製品を確立した。レアアース新材料、新エネルギー、ロボットなどの分野に関わる産業化企業は13社、科学技術実用化は33件に上り、レアアース原材料の現地実用化率は3年前の40%から現在は85%に、レアアース機能性材料が占める割合は3年前の20%から51.2%に上昇した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月10日