新ラウンドの改革開放の手段が徐々に明白になっている。『経済参考報』の記者が16日に開かれた2018中国発展ハイレベルフォーラムテーマ討論会で得た情報によると、次の改革深化において、財務・税制改革はマクロ的税負担の軽減に重点を置き、金融体制改革は金利と為替相場の市場化を加速化し、国有資産・国営企業は国営企業知的財産権制度を整備する。民生分野は教育などの基本的公共サービスの均等化を重点にする。開放については金融業開放と資本市場開放を進める。現在、中国銀行保険監督管理委員会は外資銀行管理条例、外資保険会社管理条例を改正し、より多くの外資が中国金融市場に参入できるよう進めている。
出席した専門家は、「中国に現在最も重要なのは成長の質で、成長の数字ではない。中国は改革の新たな出発点に立ち、重点分野の構造性改革を加速化させることで勢いのある経済成長を実現できる」との見解を示した。
財務・税制改革の深化は改革の重点となる。全国政协经济委员会副主任の杨伟民氏は、マクロ的な税負担を軽減し、中央と地方の財力と権限に合った体制を構築し、特別移転支出を減らし、各クラス財政資金が企業の生産経営に直接支給する補助金を廃止するべきだと話した。