中国国家発展改革委員会(発改委)は18日の記者会見で、「インフラ分野などの弱点補強の強化と投資の安定化」に関する取り組みについて説明した。発改委政策研究室副主任を務める孟瑋・報道官は、「年初より、発改委は関連部局や地方政府と共に、党中央と国務院の指示を徹底し、一連の政策措置を講じ、重要分野と脆弱分野の弱点補強に注力してきた」と述べた。
発改委投資司の劉世虎・副巡視員は、「現在の状況で投資の安定化を維持することは、経済の安定的な成長定と供給構造の改善における投資の役割発揮、長期的な総合競争力の向上において、重要な意義を持つ。第1に、投資の安定化は経済の均衡ある健全な発展を維持する上で必然的な要求となる。第2に、投資の安定化は供給構造の改善で重要な役割を発揮させる上で必然的な要求となる。第3に、投資の安定化はインフラ条件を改善し、長期的な総合競争力を向上させる上で必然的な要求となる」と述べた。
プロジェクトの充実化を図るため、発改委基礎司の馬強副司長は、「発改委は第13次五ヵ年計画期プロジェクトの着工を急ぎ、重大な影響と戦略的意義のあるプロジェクトの初期工程を前倒しで開始、建設・着工・資金準備・計画のサイクルを確実に進め、交通インフラの発展に取り組む」と述べた。
馬強氏は、「今後は着工済みのプロジェクトを確実に進めるとともに、このほかにも年内に新規の重要プロジェクト着工を目指す。来年・再来年の予備プロジェクトの充実化を図り、交通インフラ建設の安定したペースを維持、経済社会の発展の需要と人々の安全でスピーディーな旅行へのニーズをより良く満たす方針だ。国家高速道路網の未開通区間の工事をスタートさせるほか、武漢と安徽省安慶を結ぶ水深6メートルの長江幹線航路整備プロジェクト、ウルムチ空港の改修・拡張工事、広東省韶関空港の軍民共用工事、山東省菏沢市や浙江省麗水市の空港建設など重要プロジェクトの実施に注力する」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月20日