ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は24日、米コロラド州コロラドスプリングスで年度総会を開き、中国委員会の設立を決定した。
WGC中国委員会初代主席には、中国黄金協会会長、中国黄金集団董事長の宋鑫氏が任命された。同氏は任命後に発表した講話で、今回の決定について、「WGCがまた、マイルストーンとなる実績を上げた」と述べた。
宋鑫氏は、「WGCは世界の金市場発展と需要拡大に力を注ぐと同時に、国際金産業に素晴らしい協力プラットフォームを提供した。中国委員会の設立は、中国の金産業と国際金市場を相互に強化し、中国金産業の国際的な影響力を高め、持続的な急成長を促進する」との見解を示している。
同氏によると、2017年の中国の金生産量は426トン、消費量は1089トンだった。中国はすでに、金の生産、消費、加工で世界トップとなっている。
中国の金産業はここ数年、経済発展の質、生態環境ガバナンス、安全・環境保護水準等が大きく向上。新たなグローバル金市場の構築に積極的に関わると共に、金市場の国際化に努めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月25日