製品構造も持続的に改善した。1978年の輸出に占める一次産品の割合は53.5%、工業製品の割合は46.5%だったが、2017年には、工業製品が94.8%、一次産品が5.2%となった。1985年から2017年にかけて、中国の電気機械設備製品輸出額は16.8億米ドルから1兆3000億米ドルに増加し、9年連続で同製品輸出額世界一の座を維持した。この時期、ハイテク製品の輸出に占める割合は約2%から28.8%に拡大した。
1978年から2017年にかけて、中国の貿易相手国は約40カ国から231の国と地域に拡大し、EU・米国・ASEAN・日本などが主な貿易相手となっている。新興市場や発展途上国との貿易は比較的速いペースで成長しており、2011年にはASEANが日本を抜いて中国の第3の貿易相手となり、中国の輸出額に占める割合は2000年の7%から2017年には12.5%に拡大した。
2018年は「一帯一路」イニシアチブ提唱5周年の年だ。この5年で、「一帯一路」建設は大きな成果を上げ、多くの国と地域が恩恵を受けた。2013~2017年の中国と「一帯一路」沿線国家の貨物輸出入総額は33兆2000億元に上った。年平均成長率は4%と、当期の中国の貨物輸出入額成長率を1.4ポイント上回り、貨物貿易発展の注目の的となった。