国務院弁公庁はこのほど「消費促進体制・メカニズム改善の実施プラン」を印刷・配布し、国民の消費を制限する最も直接的で最も際立った、最も切実な体制・メカニズムの障害の解消を加速し、国民の消費潜在力をさらに引き出す手配をした。
同プランは第19回党大会、第19期中央委員会第2・3回全体会議の精神を全面的に貫徹し、習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想を指導とし、高品質発展の要求に基づき、国民の消費の質向上・モデルチェンジ・アップグレードの新たなすう勢に順応する。合理的な消費の見通しの形成を促進し、消費の経済発展への基礎的効果を着実に強化するという目標・任務に焦点を絞り、改革・革新により体制・メカニズムの障害を解消することを強調し、重点消費分野のニッチ市場を積極的に育成し、良好な消費環境を全面的に形成する。国民の消費能力を絶えず拡大し、国民の日増しに拡大する美しい生活の需要をより良く満たす。
同プランは2018−20年に実施する6つの重点任務を打ち出した。(1)サービス消費分野の市場参入のさらなる緩和化。主に農村観光の質向上・アップグレードをさらに促進する政策措置を打ち出し、文化・文化財部門の文化創意製品の開発の試行範囲を拡大し、イベント審査・批准取り消し後のサービス管理方法の制定を加速する。民間医療機関による大型医療設備の設置計画の合理的な緩和化の余地を残し、高齢者福祉施設の設立許可を取り消し、家政サービス標準化の試行及び実証建設を展開し、高水準の国内外共同教育機関・プロジェクトを実施する。(2)実物消費構造のアップグレードを促進する政策体系の改善。主に住宅賃貸市場の発展に力を入れ、グリーンな消費を発展・成長させ、スマート車の革新・発展を促進し、5G(第5世代移動通信システム)技術の商用化の推進を加速する。(3)重点分野の製品・サービスの標準制定の推進を加速。主に国内外で販売される製品の「同ライン・同標準・同品質」プロジェクトの実施範囲を、食用農産物から消費財などその他の分野に徐々に拡大し、消費製品・サービス標準の制定を強化する。(4)消費分野の信用体系の構築・健全化。主に消費分野信用情報共有・共用メカニズムを改善し、一部地域での信用喪失企業懲罰的賠償制度の制定を試行し、食品・薬品など重要消費財のリコール制度を改善する。(5)国民の消費を改善・促進する関連サポートの改善。主に新個人所得税法関連制度・措置を制定・発表し、個人所得税繰越型商業養老保険の試行活動を積極的に展開し、消費信用貸付管理モデル及び製品の革新を加速し、所得分配制度改革を掘り下げる。(6)消費宣伝・PR及び情報案内の強化。主に消費分野統計・モニタリングを強化し、消費分野のビッグデータ応用を強化し、消費宣伝・案内活動を徹底する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月12日