米株式市場は10月10日、「ブラック・ウェンズディ」となり、ニューヨーク株式市場の3大指数が大幅に下落した。米株式市場暴落の影響を受け、10月11日、A株3大指数は寄り付き直後に大幅下落し、平均で約3%下落。上海総合指数は3.04%下がり2643.07ポイントで寄り付き、2638ポイントの最低を下回り、後場には2600ポイントを割り、下落幅は一時6%を超えた。深セン総合指数は3.22%下がり7753.03ポイントで寄り付き、創業板指数は寄り付きで1300ポイントを割り、3.53%低い1299.17ポイントで寄り付いた。深セン成分指数、中小板指数、創業板指数も6%超の下落となり、4年の最低を記録。両市場で1800銘柄以上が下落幅9%以上、1000銘柄以上がストップ安となり、上昇したのはわずか60銘柄、平均上昇幅は1%を下回った。
原因は外国市場の大幅下落、トランプ氏のFRB批判
外国市場が大幅下落し、ナスダック指数は4.08%低い7422.05ポイントで引け、7月3日以来の最低となった。S&P500は3.29%下落し、2月以来の最大の下落幅となり、2785.68ポイントで引けた。ダウ・ジョーンズ工業株価平均は830ドル以上(3.15%)下がり、25598.74ドルで引け、8月16日以来の最低となった。欧州株式市場も全面下落し、ドイツDAX指数は2.21%下落。黄金価格は小幅上昇し、米国原油価格と北海ブレント原油価格はともに2%以上上昇。
市場の恐怖情緒は蔓延し、恐怖指数(VIX)は21を超え、4月11日以来初めて20の大台を突破した。
米株式市場の暴落後、トランプ米大統領は米FRBの金融引き締めを批判。暴落の前日、トランプ氏は「利上げが早すぎる。米国経済にインフレ問題はない」と主張した。