中国国家統計局が10日に発表した統計によると、2017年の全国文化及び関連産業生産高は3兆4722億元だった。国内総生産(GDP)に占める割合は4.2%で、前年より0.06ポイント上昇。現価ベースで、成長率は前年比12.8%と、名目GDP成長率を1.6ポイント上回った。
改革開放の実施以降、中国の国民経済が急速に成長し、文化産業消費需要の質が持続的に高まると共に量も増えた。同時に、中国の文化市場が次第に広がり、市場主体と経営方式が日増しに多様化し、文化産業の規模拡大が続いた。
中国共産党第18回全国代表大会(第18回党大会)以降、文化と科学が融合発展し、既存文化企業のモデル転換と高度化が進んだ。「インターネット+(プラス)」の新型文化業態が文化産業発展の新たな原動力と成長分野になり、文化産業が全く新しい発展局面を迎え、国民経済の基幹産業になりつつある。
2017年の文化及び関連産業生産高は高い成長率を保ち、GDPに占める割合も安定的に上昇。文化産業は新旧の成長エネルギーが転換し、経済のハイクオリティな発展推進にプラスの作用を発揮した。分野別で、2017年の文化製造業の生産高は前年比1.7%増の1兆2094億元と、文化及び関連産業生産高に占める割合が34.8%に達した。文化卸売・小売業は15.9%増の3328億元で全体の9.6%を占め、文化サービス業は20.4%増の1兆9300億元で全体の55.6%を占めた。