米国とメキシコの貿易協定の関連条項について、中国商務部の高峰報道官は11日「自由貿易圏の建設は開放と包容の原則を貫くべきで、その他の加盟国の対外関係能力を制限したり、排他主義的であってはならない」と述べた。
米国とメキシコが自由貿易協定をめぐり合意に至った。その中には、同協定の加盟国が「非市場経済国」と自由貿易協定を締結するためには、3カ月前にその他の加盟国に通達しなければならないという内容がある。その他の加盟国は6カ月後に離脱し、自らの二国間貿易協定を締結できる。この条項はメディアによって、中国を念頭に置くと判断された。これについて高氏は、次のように述べた。
中国側は何度も、世界貿易機関(WTO)の多国間貿易ルールには、「非市場経済国」に関する条項がなく、一部の加盟国の国内法にしか存在しないと何度も強調してきた。中国側は一国の国内法を国際法の上に置き、一国の意向を他国に押し付ける方法に反対する。
米国とメキシコの貿易協定の関連内容について、中国側は一国は相互尊重、平等な交渉、互恵・ウィンウィンの原則を踏まえた上で、市場の潜在力や政策環境などの要素により貿易パートナーを引きつけるべきと判断している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月15日