データによると、世界全体のFDIは縮小し、中でも先進国への直接投資が前年比69%減と大きく落ち込んだ。一方、途上国向けは6%減にとどまり、世界全体に占めるシェアは66%と過去最高となった。地域別では、アジアへの投資が世界全体の半分以上を占めた一方、欧州と北米への投資が大きく落ち込み、減少率が最大となった。
詹局長は、今年上半期のグリーンフィールド投資は前年同期を若干下回る程度の水準に回復したと指摘。下半期の世界全体のFDIについて、好影響をもたらす可能性もある一方、貿易摩擦や地政学的リスクに対する懸念から、先行き不透明感が強まるとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月17日