「日本企業は中国市場への見方を変えるべき」富士フィルム

「日本企業は中国市場への見方を変えるべき」富士フィルム。

タグ:日本企業

発信時間:2018-10-17 14:29:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

武冨氏は、「外資系企業は中国市場の特徴を本当に理解し、中国市場のニーズを速やかに満たさなければ、ますます激しくなる競争の中で生き残り、持続可能な発展を遂げることはできない。日進月歩の中国に直面して、日本企業は長年にわたり形成されてきた観念と習慣を改める必要がある」と強調した。

富士フィルムが博覧会に出品する製品は従来の事業ではなく、医療・ヘルスと高性能材料という2大分野のものに重点が置かれる。いずれもここ10数年にわたる「モデル転換・再生」の成果が凝縮されたもので、たとえばフィルムの抗酸化技術から派生して開発が進められた化粧品、臓器の細分化(人体解剖構造の自動認識)に利用できる人工知能(AI)技術、がんの早期診断に役立つ医用画像情報システム、省エネ効率の高い圧電薄膜、断熱・遮熱フィルム、イオン交換膜、次世代データカートリッジ、偽造防止効果のある特殊インク、可食インクなどがある。中国初お目見えの製品もある。

武冨氏は、「今の富士フィルムはもはやカメラのフィルムを生産しておらず、これは自動車メーカーが車を作らなくなり、鉄鋼工場が鉄鋼を生産しなくなったようなものだ。選りすぐりの製品を展示して、新しいイメージを紹介するほか、今回の博覧会では次のようなことを知りたい。中国市場でニーズがあるのはどのような中核技術なのか、中核技術を導入して中国市場に切り込むにはどうすればよいのか、中国市場のニーズが私たちのどの技術の研究開発にヒントを与え発展を促すのか、さらには世界的な応用につながるのかなどだ。こうした問題について博覧会で掘り下げた意見交換を行い、有効な協力につなげていけたらと考えている」と述べた。

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