A株市場は現在低い水準で推移しており、長期投資の価値が高まっている。これを受け養老基金、企業年金、職業年金などの長期資金が集まっている。人力資源・社会保障部は8日、養老基金投資運営はすでに14省・自治区・直轄市で投資信託を行っており、投資総額が6000億減弱にのぼると書面で発表した。
東北証券の研究総監の付立春氏は昨日、証券日報の取材に応じた際に、「養老基金投資信託の一部資金が資本市場に進出することで、機関投資家の資金規模を拡大する。これはA株市場の理性的なバラストであり、将来的に市場に多くの資金を注入する。投資家構造の改善を通じA株投資環境を改善し、バリュー投資の観念の形成を促すことで、資本市場の健全で秩序ある発展を促すことになる」と述べた。
職業年金と企業年金の市場進出は、常に市場の注目の焦点になっている。その潜在的な規模は大きく、市場進出初期の象徴的な意義もより大きい。
人力資源・社会保障部は文書の中で、「企業年金、職業年金の発展に取り組まなければならない。企業年金を設立している企業数は8万400社で、加入者は2331万人にのぼり、累計1兆3000億元の規模に達している」とした。アナリストは、企業年金のうち株式市場に進出する資金は、1000億元を超えると予想した。