中国黄金協会会長の宋鑫氏は中国天津市で先ごろ開催された2018年中国国際砿業大会で、中国の金生産・販売量が世界トップを維持すると共に確認埋蔵量が南アフリカに迫る第2位となり、産業全体が新たな発展段階に入ったことを明らかにした。
宋鑫氏によると、2017年の全国金生産量は合計426.14トンで、全世界の13.03%を占め、11年連続で世界最大の金生産国となった。全国金消費量は前年比9.41%増の1089.07トンで、世界最大の金加工国かつ金装飾品の消費市場となっている。
また、中国の金市場は急成長しており、金取引量(片道)が世界第3位の規模となっている。上海黄金取引所に上場する全ての金商品の2017年の取引量(往復)は合わせて前年比11.54%増の5万4300トンに上り、同取引所は世界最大の場内金実物取引市場となった。現在、中国の金取引量(片道)は合計で世界第3位の約5万5千トンに上り、中国は世界の重要な金市場の一角となった。