中国の国務院国有資産監督管理委員会が発表した情報によると、中央企業が「一帯一路」沿線で請け負うプロジェクト数は現在3116件に達している。着工済みもしくは建設計画中のインフラプロジェクトのうち、中央企業が請け負うプロジェクトが約半数に達し、契約額は7割以上に達している。
同委員会の翁傑明副主任は「インフラ整備、エネルギー資源開発、生産能力をめぐる国際協力などの分野で、中央企業は多くの模範的かつ代表的な重大プロジェクトを担当している。また現地化経営を積極的に展開し、社会的責任を果たし、中国企業の責任ある良好なイメージを示している」と述べた。
インフラの海外進出に大きな成果があった。鉄道について、東アジア初の現代化電気鉄道であり、エチオピアの首都アディスアベバとジブチを結ぶ鉄道が正式に運営を開始した。陸路移動時間を従来の1週間から1日以内に短縮した。ケニアのモンバサとナイロビを結ぶ鉄道は開通から1年以上に渡り、累計で200万人弱の旅客を輸送しており、貨物輸送量が徐々に拡大している。中国とラオス、ハンガリーのブタペストとセルビアのベオグラードを結ぶ鉄道なども建設中だ。港湾について、ギリシャのピレウス港は「中欧陸海快線」の重要な支柱となっている。ジブチの新しい港は、東アジアで最大規模の、現代化の程度が最高の港の一つになっている。