輸入博覧会、上海が医療・健康のハイテク製品を迎える

輸入博覧会、上海が医療・健康のハイテク製品を迎える。 第1回中国国際輸入博覧会が11月5日、上海で開幕する。米国のメドトロニック、スイスのロシュ、ドイツのシーメンス、日本の富士フィルムなど、各国の医薬品・医療業界の大手が得意分野をアピールし、最先端の製品と技術で一般人の健康を促進する…

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発信時間:2018-10-31 16:55:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 第1回中国国際輸入博覧会が11月5日、上海で開幕する。米国のメドトロニック、スイスのロシュ、ドイツのシーメンス、日本の富士フィルムなど、各国の医薬品・医療業界の大手が得意分野をアピールし、最先端の製品と技術で一般人の健康を促進する。


 業界内では、高度成長する中国の医療機器・健康市場は、世界の企業の歴史的なチャンスをもたらしたとされている。予測によると、中国の医療機器の市場規模は2020年に7700億元を、健康産業の市場規模は10兆元を上回る見通しだ。


 博覧会がカウントダウンに入り、大手メーカーが動きを活発化させ、見所を紹介している。これにはメドトロニックの世界最小の無線心臓ペースメーカー、タイムメディカルの世界初の乳児専用核磁気共鳴装置、エレクタの次世代自主適応精密立体定位放射線治療システム、シーメンスのデュアルソースCT装置「SOMATOM Drive」などが含まれる。


 富士フィルムも要注目だ。80年代に中国に進出した同社のイメージはフィルムにとどまっており、医療を連想する人は少ない。近年のAIの流行と発展により、富士フィルムはこれを伝統的な強みを持つ画像処理技術と結び付けることで、医療イメージングAI技術「REiLI」をもたらす。博覧会で、新たな生まれ変わりを成し遂げた企業のイメージをアピールする。


 外国企業の複数の代表者は、中国市場に期待し重視するのは発展の高い将来性と潜在力だけではなく、改善が続く経営環境も理由になっているとした。子宮がんワクチンのスムーズな発売、輸入抗がん剤の関税撤廃などにより、「医師が処方箋を出せ、患者が治療薬を使用できる」ようになった。これは政府部門の審査・批准の速度、市場開放の構築の速度を示している。


 上海の「開放拡大100条」は、「薬品・医療機器輸入ハブ口岸の建設を全面的に推進する」とした。これには、臨床上の需要があり、海外ですでに販売されており、中国で現時点で同類商品が批准・登録されていない抗腫瘍新薬について、上海での先行・定点使用を目指す。臨床試験を展開中で、重大疾患の治療に用いられるが、中国で現時点で同類商品が批准・登録されていない医療機器について、上海での拡張的使用の展開を目指すといった内容が含まれる。


 GEの段小纓・中国総裁兼CEOは「当社の医療事業は改革開放以降、中国の衛生・健康事業と共に40年の月日を歩んだ。常に中国に根ざし、中国に貢献するため取り組んでおり、今後もこれまで通り医療産業の持続的な革新を推進する」と述べた。


 初の輸入博覧会後、より多くの輸入薬品・医療機器、さらには外国人医師が中国を訪れ、人々の日増しに拡大し多元化する健康の需要を満たすことが予想される。


 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月31日

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