新型OLEDテレビとスマートアプリ・インタラクティブ体験の組み合わせ、顔認証技術と3Dプリンターによる顔認証電源オン、スマホによる家庭内の家電のコントロール、5G科学技術でIoEの扉を開くー世界の情報技術の成果を集中的に展示する科学の祭典が6日後、上海市で開幕する。
第1回中国国際輸入博覧会で最もSFチックな家電展示エリアには、100カ所弱の展示ブースがあり、展示面積は1万平方メートル弱に達する。世界15カ国・地域の90社以上が、家電、スマートハード、AI、インターネットなど各分野の最先端の革新製品を全面的に展示する。
初の輸入博覧会は、世界の情報・家電大手が中国人消費者に、現場で製品・技術を展示する舞台になる。サムスン、クアルコム、ソニー、パナソニックなど20数社の世界トップ500社、リーディングカンパニーが展示品を選び抜く。輸入博覧会のチャンスをつかみ、中国市場にさらに近付こうとしている。
海外のハイエンド家電が、中国の多くの家庭に進出している。100年の歴史を持つ家電ブランド、ワールプールは輸入博覧会で、欧州のチームが作り上げたハイエンドキッチン製品を展示する。ワールプールの艾小明・中国区総裁は「これは2019年に中国に進出し、世界同時発売される最新のキッチン用家電だ。当社は輸入博覧会を通じ、より多くの人に欧州のキッチン用家電の魅力を実感してもらいたい」と述べた。
クアルコムは世界のスマホ用チップの主要サプライヤーだ。同社の孟樸・中国区董事長によると、クアルコムは輸入博覧会への参加を最も早く確認した米国企業の一つであり、今回の出展を契機とし、中国のパートナーとの無線通信をめぐる戦略的協力をさらに掘り下げようとしている。5G商用可を控え、クアルコムは5G事業を全力で開拓中だ。IoEのスマート新時代のシーンを描き出す。
日本の家電ブランドのソニーやパナソニックは、中国でもよく知られている。ソニーは今回の輸入博覧会で、ホームシアター、デジタルコンテンツ、ポータブルオーディオという3大家電分野の革新的な製品を発表する。ソニー(中国)有限公司の高橋洋総裁は「ソニーはかつて中国人消費者に、1台目のウォークマン、テレビ、カメラ、パソコンをもたらすことができた。消費アップグレードの新しい需要を迎えた現在、当社は引き続き使用価値と満足度の高いハイエンドな選択を提供できることを光栄に思っている」と述べた。
集積回路は情報時代の礎と呼ばれている。モバイル通信、AI、IoEもチップのサポートが不可欠だ。世界トップの半導体メーカー、インフィニオンは輸入博覧会への出展のテーマを「生活と未来を共に」としている。インフィニオンは展示会の現場で、半導体と応用シーンを結びつけ、スマートカー、スマートホーム、スマート都市のシーンを展示する。見学者はスマートチップがもたらす魅力を近距離で体験できる。
専門家は、欧米日韓の代表的な家電メーカーの多くが今回の輸入博覧会に参加するが、世界の主要な電子製品製造拠点・消費市場である中国の巨大な消費の潜在力は、世界の貿易パートナーにより多くの発展チャンスをもたらすとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月31日