中欧班列、運行本数が累計1万1000本に

中欧班列、運行本数が累計1万1000本に。国有の中国鉄路総公司は2011年より、欧州に向かう貨物列車を累計1万1000本運行している。ユーラシア大陸の貿易と相互接続を促進する中国の野心にとって、これは新たな一里塚となった…

タグ:鉄道 貨物列車 輸送 貿易

発信時間:2018-10-31 15:18:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 国有の中国鉄路総公司は2011年より、欧州に向かう貨物列車を累計1万1000本運行している。ユーラシア大陸の貿易と相互接続を促進する中国の野心にとって、これは新たな一里塚となった。フィンランドのニュースサイトが29日に伝えた。


 中国鉄路総公司企業管理・法律事務部の韓霄副主任は27日、北京市で開かれた会議で、「中欧班列」(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)の運行路線は現在65本にのぼり、欧州15カ国とアジア11カ国に到達していると述べた。


 韓氏によると、主要路線には重慶〜デュイスブルク、鄭州〜ハンブルク、蘇州〜ワルシャワ、義烏〜マドリード、瀋陽〜ハンブルク、長沙〜ハンブルク、大慶〜ゼーブルージュ、アモイ〜モスクワ、南京〜モスクワ、天津〜ミンスクが含まれる。


 中欧班列で中国から輸出される商品には、主に携帯電話、パソコン、衣料品、化粧品、小商品などが含まれる。輸入される商品には、自動車部品、機械設備、食品、酒類、電子製品、木材などが含まれる。


 韓氏によると、中欧班列は大規模な輸送量、低コスト、高速のメリットを十分に活用し、輸送時間を海上輸送の3分の1に短縮し、コストを航空輸送の5分の1に削減している。


 貨物列車サービスの急成長は、中国が「一帯一路」イニシアチブにより提供する補助金によるものだ。同イニシアチブは中国の象徴的な外交政策計画であり、アジア・欧州・アフリカ・南米などの80数カ国の貿易・インフラ投資を促進する。


 40フィート(約12メートル)のコンテナを中国から欧州に輸送する実際のコストは、8000ユーロと見積もられている。


 中国は今月、中欧班列のサービス効率と商業の実行可能性を高めると宣言した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月31日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで