中国石油天然気集団公司(中国石油)傘下の雲南中石油国際事業有限公司が昆明市で輸送を手配した約64トンのディーゼルオイルが31日、中国・ラオス国境を通過しラオスのボーテン税関で現地の利用者に交付された。中国がラオスにまとまった量の国産精製油を輸出するのはこれが初だ。
中国石油は「一帯一路」イニシアチブに合わせ、東南アジア市場を積極的に開発している。傘下企業は2016年よりラオス市場の開発に着手している。2年間の準備期間を経て、数多くの問題を乗り越え、ラオスへの輸出に成功した。中国の精製油の南西陸路輸送ルートをさらに拡張した。
中国の精製油を輸入したラオス全国石油貿易会社の社長は同日、新華社の記者に対して「これまでラオスの精製油は主にタイやベトナムから輸入されていた。中国からの輸入で、精製油の調達先が増えた」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月1日