貨物を満載した商船が世界各地から東中国海へと向かう。国際貨物輸送機が相次いで上海浦東国際空港へ着陸する。世界の企業3千社余りが出展し、バイヤー15万社が参与する経済・貿易の盛会が黄浦江畔で開幕する。
今年の中国四大ホームグラウンド外交の「取り」となる初の中国国際輸入博覧会は、中国人の想像力と創造力によって中国と外国の経済・貿易交流の新たなプラットフォームを切り開く。対外開放を深化させる上での大振る舞いで、中国と外国をつなぐ新たな協力チャンネルをつくる。包摂と互恵を促進する公共製品で、中国の発展による新たなチャンスを世界と共有する。
世界的にみると、輸出を促進する博覧会が一般的だ。輸入博覧会は、世界初の輸入をテーマとした国家級博覧会である。この独創的な経済・貿易メカニズムは、輸入の拡大を図り、輸出入を共に重んじる中国の開放的な姿勢を世界に示している。
輸入博覧会の開催は、中国と外国を結ぶ新たな複合式プラットフォームで、「中国の需要」と世界の商品・サービスをシームレスでマッチングし、世界にチャンスと商機をもたらす。
中国にとっては、ノルウェーのサーモンからスペインのハムまで、ニュージーランドの牛乳からチリのサクランボまで、輸入博覧会の開催がますます多くの「人気製品」を中国の家庭に送り、中国の消費高度化の大きな流れに乗って、中国国民の日増しに高まるすばらしい生活のニーズを満たすことになる。