「民営経済の投資は拡大し、その規模も安定しており、投資構造の合理化と一部地域で高い伸びがみられる特徴がある」。中国国家発展改革委員会(発改委)投資司副司長の韓志峰氏は、ここ5年の投資に占める民間投資の割合が60%以上を保ち、投資全体において民間投資が主要な力になっていると紹介した。
統計によると、今年第1-3四半期の製造業民間投資は前年同期比9.5%増で、製造業投資全体の伸び率を0.8ポイント上回った。浙江省や広西省など複数の省政府で民間投資伸び率が10%を超え、陕西省と湖南省の民間投資伸び率が20%を超えた。
上場企業の動きが民間投資の構造合理化を裏付けている。上海証券取引所の統計によると、上海市場上場企業のうち、民営企業による上半期の長期資産購入・建設と研究開発に費やした現金はそれぞれ前年同期比38%増、33%増だった。