都市別で見ると、上海、北京、天津、浙江、広東、江蘇、福建、遼寧の8つの省1人あたり平均消費支出が全国平均を上回った。農村部の消費支出は都市部より高い伸びとなった。
住民消費支出の安定した増加は消費財市場の安定した成長を促進した。今年1~9月、中国の社会消費財小売総額は前年同期比9.3%増加し、伸び率は1月から8月までと並んだ。四半期別で見ると、第1四半期が伸び率が高く、前年同期比9.8%増加。第2四半期と第3四半期は比較的安定し、9.0%の伸び率を維持した。
そのほか、多くの省の社会消費財小売総額が全国平均を上回り、消費の対GDP寄与度も安定して上昇した。国内消費による経済成長の促進作用が強まり、消費は引き続き経済の安定した成長の主な原動力となっている。1~9月の消費支出の対GDP寄与度は前年同期より14ポイント高い78%になる見通し。
国家統計局貿易外経司の責任者の藺濤氏は、「所得の安定した増加と消費促進政策が効果を現し始め、小売が引き続き回復し、新興の業態が発展し、ビジネスモデルが絶えず革新されている。消費のモデル転換・アップグレード傾向は今後も続き、消費市場は引き続き安定した高い伸びになるだろう」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月4日