毎年「ダブル11」、24時間だけ放出されるサイト、業者、消費者のエネルギーは、「新消費」の最も代表的な観察サンプルになっている。専門家は、1995年以降生まれの消費者、及び三線・四線都市の消費力の向上、ビジネスインフラやインターネットなどの持続的急成長に伴い、中国の消費に新たな潜在力が生まれ、「新消費ボーナス時代」を迎えたとの見解を示す。
消費グレードアップ 「ダブル11」にも反映
アリババの統計によると、11月12日0時0分までの天猫「ダブル11」通販セールの取引額は2135億元に達し、17年の記録を上回った。11月1日0時から11日9時36分までの京東「11.11」通販セールの注文額は17年11月1日から11日までの記録を上回り、11日14時時点で注文額は1354億元に達した。
毎年新記録を更新する「ダブル11」の消費額は、中国の内需が勢いよく伸びていることを裏付ける。また、消費グレードアップは消費額だけでなく、品質重視型の消費傾向にも表れている。
京東集団の上級副総裁で日用消費財事業部総裁の王笑松氏は11日、「今年の状況を見ると、高品質消費が最大の特徴となっている。輸入消費財、大手ブランド、ハイエンドブランド、値段が高めの珍しい商品の売り上げが良好なこと、共同購入の大手ブランド、高付加価値製品の売り上げが大幅に伸びていること、若い消費者が品質を重視していることは、高品質消費の大きな特徴である」と話す。