石家荘市労働組合 「妊娠順番制」問題に介入

石家荘市労働組合 「妊娠順番制」問題に介入。

タグ:労働組合 妊娠順番制

発信時間:2018-11-22 14:52:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 先ほど銀行の女性行員が河北省石家荘市職工サービスセンターに電話をかけ、職場が女性行員に妊娠の申告を求めており、これを怠った場合は流産か処分を選択することになると訴えた。彼女は先ほど偶然に妊娠し、職場から仕事と子供の選択を迫られた。すでに数人の女性行員が、同様の理由によって処分されているという。このほど石家荘市総合労働組合の介入により、同行は同制度を停止した。権利を侵害された女性行員は職場復帰し、待遇も元通りになっている(20日付『工人日報』より)。


 同行と同じく、これまでも女性職員が「妊娠順番制」に背く「勝手な」妊娠により、処罰もしくは解雇されるといったケースが何度も発覚していた。


 この問題が存在するのは、女性職員の合法的な権益を侵害している職場を関連部門が正確に把握していないためだ。また一部の女性職員が口を閉ざしているためでもある。経済的な待遇で処罰されるならば、食い扶持を維持するため命令に従うしかない。解雇されるならば、裁判にかかる費用が高額であったり、他に手段を選ぶことができず、権利の主張を放棄する場合がある。


 石家荘市総合労働組合は本件で重要な力を発揮し、職員の権利を断固守り、この「奇妙奇天烈なルール」に終止符を打った。またこの問題を報告した女性行員の力についても、より重視する必要がある。彼女の訴えは、クレームとなった。これは私たちに、合法的な権益が侵害された時に黙って怒りをこらえても問題は解決できず、むしろ弊害が重なり悪習になることを教えてくれる。


 各級労働組合は職員の権益を守る力を十分に発揮し続け、権利保護活動の革新に取り組むべきだ。関連部門は措置を検討し、制度面から職員の権利保護の後顧の憂いをなくすべきだ。女性職員の合法的な権利を守るためには、労働組合の取り組みだけでは不十分だ。全面的な二人っ子の時代が到来しており、女性職員の子育ての意向と権利を守ることは、全社会の取り組みとなっている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月22日

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