米商務省が技術輸出規制案を打ち出したことについて、中国商務部の高峰報道官は本日の定例記者会見で、「中国側は米国側の関連立法状況を注視し、状況に応じて必要な措置を講じ、中国企業の合法的な権益を守る」と述べた。
記者会見では、「米国東部時間11月19日、米商務省産業安全保障局(BIS)は、中核技術と関連製品の輸出規制枠組みを発表した。業界関係者は、技術封鎖がもたらす潜在的な損失は関税よりも大きい可能性があり、中国に大きな衝撃を及ぼすと判断した。商務部はこれについてどのように論評するか、中国はこの情勢に対応するためどのような措置を講じるか」という質問があった。高氏は次のように回答した。
中国側は、米国が14種の技術の輸出規制強化に関する意見を募集するため発表した通知に注意しており、米国側が取りうる措置について評価を進めている。
国家安全は開放を条件とし実現される。安全の概念を一般化させ、正常な国際貿易に不必要な障壁を設けても、国家安全の実現を促さないばかりか、貿易の拡大とバランスの取れた発展にとっても不利だ。米国側が建設的な措置を講じ、貿易環境を改善し、有力製品の輸出を拡大し貿易赤字を縮小するため条件を整えることを願う。
中国側は米国側の関連立法状況を注視し、状況に応じて必要な措置を講じ、中国企業の合法的な権益を守る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月26日