テスラは「パナソニックを含めた複数社から現地で調達する可能性が高い」。「パナソニックを含めた複数社から現地で調達する可能性が高い」。11月上旬、テスラが中国・上海に建設予定の電気自動車(EV)工場について、マスク氏は電池を複数社から調達する可能性をツイッターに投稿した。現在、テスラはEV向け電池の全量をパナソニックから調達している。日本経済新聞(中国語版サイト)が伝えた。
パナソニックの津賀一宏社長は10月末の決算会見で、テスラと共同運営する米国の電池工場について、今後は「テスラ側と歩調を合わせながら、北米でのさらなる投資も検討していく」と意気込んでいた。
パナソニックはテスラへの対応を一段と強化している。2019年4月からテスラ向け電池事業を現在の車載カンパニーから切り分け、同月に新設する米国カンパニー傘下に移す。テスラの新型EV「モデル3」の量産が軌道に乗ってきており、パナソニックは次の投資に向けた関係強化を急ぐ。
マスク氏がほのめかしたことに関し、パナソニックの伊藤好生車載カンパニー社長は「膨大な自動車用電池のニーズ全てを1社で賄えることはない」と話した。テスラが中国で使う電池を複数社から調達するように切り替えれば、競合他社との価格競争が起きる可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月26日